冨田かおるタップダンスカンパニーを主宰する冨田かおるは、表現力豊かなタップダンスと明るいキャラクターでテレビや雑誌・ラジオなどの仕事も数多く手掛けながら、現役ダンサーとして自由で華やかなタップダンスを展開し、振付家としても活躍している日本を代表するタップダンサーの一人です。

タップダンス・ジャズダンス・バレエ・ブレイクダンス・声楽・芝居を学び数々の舞台に出演後、アメリカには1987年より頻繁に訪れ、本場のプロ達と一緒にステップを磨きながらNYのライブハウスやNY市長主催の公演に出演、また全米のタップダンサーが集まるタップダンスフェスティバルにコンサート出演するなどその実力をアメリカのタップマスター達に高く評価されています。

日本では1990年に「冨田かおるタップダンスカンパニー」を設立。
タップダンスライブの魁となる「SHALL WE TAP?」をはじめ多くのライブ・公演を成功させ、東京を中心に日本各地で積極的に活動。1995年、本場ニューヨークでは当たり前でありながら日本では珍しい、タップの音がクリアで体への衝撃が少ない無垢のメイプル床を取りいれた本格的スタジオを新宿区高田馬場にオープン、2006年には埼玉所沢にも第2スタジオをオープンさせ、現在まで4000人以上の生徒を本場と同じ環境で教えています。

マスコミ関係ではNHKを初め数多くのTV番組に出演、TVCMとしてはJT飲茶楼に振付出演、ナビスコチップスターの振付を担当し話題を呼びました。舞台の主なものとしてはタップダンスの祭典「ナショナルタップデイ」に毎年出演、タップダンスのバラエティショー「東京リズム劇場」(銀座博品館)には座長格として参加し、今年まで7度の公演を成功させ、タップの楽しさを多くの方に伝えています。また、ダイアン・ウォーカー、サム・ウェバーやジェイソンといったトップダンサーが来日する際には、日本を代表するタップダンサーの一人として一緒に舞台に立っています。

冨田かおるが力を入れてきたのはタップダンスを広く普及すること、そのため数多くのレッスンビデオに出演、全国のダンス専門店などに置かれています。また、今まで日本にはなかったタップ用語の専門書「パーフェクトタップダンシング」を著作、タップダンス用語のバイブル的な存在となり、図書館協会選定図書にも選ばれています。

今後の活動については個人とスタジオの活動、タップダンスの普及とともにタップ界全体の交流やイベントにも力点をおいています。また、タップダンスの技術だけでなくタップを続けてきた中で得た多くの素晴らしい出来事を後輩たちに伝え、後輩の活躍を支えていくことを強く望んでいます。